リミテッド名古屋(limited名古屋)の広告展開方法に学ぶ、情報にセンスでフィルターをかけるということ

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この賃貸マンション紹介サイトが、かなり考えられて作られている。名古屋のデザイナーズマンションを中心とした賃貸物件検索サイトであるが、従来の賃貸物件検索サイトと比較すると、情報のフィルターの掛け方に一線を画していると感じたのでまとめてみる。

広告展開方法

恐らく引越を考えていた私が「賃貸 名古屋」と検索したからだろう。その後ディスプレイネットワークにリミテッド名古屋(limited名古屋)のバナーが掲載され出した。恐らくYDNの「過去に特定のキーワードを検索した人」というセグメントを使ったキャンペーンだろう。興味を持って一度アクセスしたところ、大変気に入ってしまった。ちなみにYDNの最大のメリットはセグメントと、クリック単価の安さだと思う。推計だが当該サイトは月間10,000超のUU(ユニークユーザー)がいると思われるが、Webを使った費用対効果の高い広告展開だと思う。

賃貸物件検索ポータルサイトのメリットとは

「膨大な情報の中から、又は全ての賃貸情報の中から自分にあった物件が探せる」ということが大手ポータルサイトのメリットである。「駅名」など従来の紙による情報媒体でも行なわれていたフィルターに加えて、「家賃〇〇円以下」「徒歩5分以内」「ペットOK」など自分にあったフィルターを加えて、出てきた検索結果から物件が探せる利便性は、Webの黎明期大きな衝撃と共に迎え入れられた。

フィルターはシステムによって行なわれていた

デザイナーズマンションが異常に流行った頃がある。コンクリート打ちっぱなしの内装はハイセンスな物件として、多くの若者の支持を得た。もちろん大手検索ポータルサイトも「デザイナーズマンション」というフィルターを追加した。ところが問題はこの「デザイナーズマンション」というフラグ(印)は誰が立てるかということである。マンションオーナーや管理会社など物件所有者側による申告で「デザイナーズマンション」として登録される。つまり本来はそれほどデザイナーズでない物件も「売れる」「流行っている」という理由で「デザイナーズマンション」フィルターに引っかかってしまうのだ。

デザイナーズマンション軸ではあるが、それだけではない人力・センスによるフィルター

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イスラエルのSimiralwebによる推計だが、当該サイトの集客ワードは「デザイナーズマンション」が中心のようだ。リミテッド名古屋(limited名古屋)は「デザイナーズマンション」中心のサイトとして制作されているが、明らかに人力によるフィルターがかかっている。売り手思考の「偽デザイナーズ」がそもそもノミネートされていないのだ。サイトへの掲載可否をサービス企画者のセンスによって行なっており、この「センス」というものは個々人に依存するものであり、システム化が最も難しいものであると言える。

ヘヤギメの運営会社であることは後で知った

「ヘヤギメ」について一般の方にとっての認知度はわからないところがあるが、私は看板などを何度も目にしたことがあるし、サービス自体は2008年頃からあった。ただ「リミテッド名古屋自体」が、「ヘヤギメ=ある程度の知名度」と同じ運営会社であることを知ったのは後であるし、知らなくても利用意欲に対しての変化はなかったと思う。

たくさんの中から選びたい時代が終わるかもしれない

「あらゆる(全ての)選択肢の中から、最適な選択肢を選ぶ」ということが検索ポータルの大きな強みとユーザーメリットであった。「名古屋」だけでフィルターをかけると、数百件出てきてしまうから、「駅名」で更にフィルターをかけ、「駅から徒歩5分圏内」「予算」など少しずつフィルターをかけて、候補を絞り込んでいった。しかし今回当該サービスを利用してみて感じたのは、最初から情報が人的なセンスによってフィルターされている場合(さらにそのフィルターのセンスが近い場合)非常に心地よいということだ。今回の家探しでは、このサイトに出会って以降、わざわざ大手ポータルで検索し直すという気がおきなかった。昨今のF1層・M1層の特徴に「面倒くさがり」「雰囲気で即決する」がある。情報量が増えたからこそ、「まとめ」という情報の加工手法が支持されるのだろう。

まとめ

いかがでしょうか?今後は選択肢が多いサービスこそ人的なフィルターによる、情報コンテンツが増えてくると考えられます。あなたの業種でも置き換えて利用できますか?

2014/11/23

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